宮の森 道産野菜たっぷり本格フレンチ「La Santē」

主人が誕生日祝いにフレンチへ連れて行ってくれました。ずっと気になっていた宮の森「La Santē」(ラ・サンテ)へ。

ラ・サンテは札幌市宮の森にある道産食材を中心とした本格フレンチとワインのレストラン。フーズバラエティすぎはら代表で野菜ソムリエの大先輩である杉原さんがFacebookで何度かご紹介されていました!

食のプロとして切磋琢磨し、札幌の食文化を盛り上げてきたお二人。いつか、こちらのフレンチに伺ってみたいと思っていました。

店内は白を基調としたアットホームな雰囲気。高級フレンチで少し緊張してしまう私ですが(笑)リラックスしてコースのお料理を楽しめました。

私が野菜ソムリエということで、「野菜を楽しむコース」を主人が予約してくれました。野菜の甘み・酸味・旨み、特有の個性を生かした季節の札幌近郊野菜のコース料理。品数の多さにも驚きますが、野菜の種類も約20種類は使っていたと思います!

最初のお料理は「梅シソのスープとグリーンゼブラトマト」。梅シソの爽やかな風味とグリーンゼブラトマトの甘みと酸味が食欲をそそります。シソは食欲増進の効果を期待できて、夏バテで疲れた体を元気にしてくれますね。

「ラタトゥイユと焼きトマト」

トマトの旨みたっぷり。それぞれに美味しい夏野菜を食べ終わると、キッチンからシェフが焼きたてのトマトをお皿に運んでくれました。このあとも度々、シェフが野菜の美味しい瞬間を運んでくれます。嬉しい心遣いですね。

「ラタトゥイユの旨みは、下川町でフルーツトマトを作っている「アテネファーム」さんのトマトだけで出しています。」と高橋シェフはおっしゃいます。産地取材の機会があれば、ぜひ「アテネファーム」へ伺いたいです。

「白茄子とカブとキノコのコンポート」コンポートというと、果物の砂糖煮をイメージしますが、野菜などを柔らかく煮込んだものも指すそう。

とろけるような白茄子とカブ、松茸をあわびの出汁で煮込んだ贅沢なお料理。私は初めて松茸を食べたと思う・・・!後から出てきたあわびもよい歯ごたえでした。

「トウモロコシのブルーテ オレンジ風味」甘み旨みを極めたトウモロコシソースの滑らかな食感に、オレンジの風味がふわっとお口の中に広がります。ブルーテとは、だしにルーやクリームなどでとろみをつけた、なめらかな基本のソースだそうです。初めて味わうお料理に感激!

トウモロコシのフリット、揚げたてを召し上がれ。サクサクと軽い食感に甘みがジュワ。

「ビーツの岩塩焼き」。シェフがテーブルで岩塩をたたき割ってくれるサービスに、思わず動画を撮影しました。

3時間も岩塩の中で焼き上げたビーツは、甘みと旨みが最高で、ビーツ特有のクセがありません。賽の目切りのビーツは、お酢の味付けでさっぱり頂けます。ビーツを様々な調理法で楽しめるのは嬉しいです。

「ジャンボピメントのオーブン焼き」

真っ赤な超肉厚のジャンボピメントをじっくり焼き上げた、野菜そのものの旨みを最大限に引き出した一皿。

インパクト大なジャンボピメントは、江別「アンビシャスファーム」が前身の「いとうファーム」だった時からラ・サンテで使っています、と高橋シェフはおっしゃいます。アンビシャスファームは産地取材に伺ったことのある生産者さんなので、シェフのご紹介が嬉しかったです。

「秋鮭と天然キノコとイクラのリゾット」と「足寄・石田さんの羊のクスクス」、どちらか選べます。私はリゾットを選びました。秋鮭とイクラの食感、きらきら輝く旬の組み合わせですね。

主人のクスクスも一口頂きました。柔らかくて癖の少ない羊肉、クスクスと野菜と一緒にスパイシーに頂けます。

ガトーショコラでお誕生日祝いのサプライズ!ラ・サンテでは記念日のお客様にミニケーキのサービスをしています。

誕生日ケーキはお家にあるので、主人の配慮でケーキは1カットで頼んでいました。通常はミニケーキ1ホールで用意してくれて、お持ち帰りも出来るようですよ。美味しく頂きました。

ケーキの後に、コースの「本日のデザート」も頂けます。5種類位のデザートから選べます。私はエスプレッソのロールケーキとバナナのアイスクリームを頂きました。ほろ苦く甘いロールケーキと濃厚なバナナのアイスがぴったり。

ハーブティーは「ベルベーヌ」を。レモンバーベナのことですね。ハーブは色々な呼び名があり、奥が深いです。


ラ・サンテの「野菜を楽しむコース」、高橋シェフの野菜の味を活かした調理法で、とても美味しく頂きました!

次回は春、ホワイトアスパラガスの季節にも、ぜひ伺ってみたいです。

ラ・サンテ La Santē
http://la-sante.jp/

石狩の養蜂ハーブガーデンで癒しハーブスワッグ作り

はちみつ草

お久しぶりです。福陽です。

先週はハーブやお花と過ごした1週間。

石狩の養蜂ハーブガーデン、La table verte(ラ・ターブルベール)のオープンガーデンに伺いました。

はちみつ草

ラ・ターブルベールは、元建築家の尾形さんご夫婦が営んでいる素敵なガーデン。ご主人のご病気をきっかけに、食や植物、そして農や養蜂について学ばれ、養蜂家になられました。

ハーブやフィトセラピーにも造詣が深い奥様の尾形優子さんは、若手生産者や講師などハーバリストにとっても師匠のような存在。

マロウブルー

私も有機ハーブティーの専門店スタッフとして、ぜひ尾形さんのハーブガーデンに伺いたいと思っていたので感激です。

ひまわり 蜜

この日は、9月の北海道らしからぬ、33度という驚きの気温!

沢山のハーブと植物、お花に出会えました。特に嬉しかったのは、ドライハーブティーにブレンドされるカレンデュラ、コーンフラワー、ホップ、マロウ、エキナセアをフレッシュで見られたこと。

無農薬のガーデンで、のびのびと育つ植物たち。風が吹いたり、手で触らせてもらったり。ふわっと香るハーブたちに本当に癒されました。

カレンデュラ、コーンフラワー(ブルー)、バジル各種(レモン、ホーリー、スイート、赤・・・)ホップ、レモンバーム、レモンバーベナ、ローズマリー、タイム、ローズヒップ、ハマナス、ラズベリー、マロウ(ブルー、マスク)、エキナセア、ボリジ。

セージ、フェンネル、パセリ、チャービル、ナスタチウム、ひまわり、はちみつ草、タンジー、マユミなどなど・・・種が飛んだ秋咲きジャーマン・カモミールも。

ハーブティーはもちろん、養蜂の視点でも、ガーデンを見学できたことは大きな学びでした。

例えばバジルは食用だと、花が咲く前の葉を柔らかいうちに収穫。花は咲かせないことが多いですが、ラ・ターブルベールではミツバチが来られるように、綺麗で香りのよいバジルの花が沢山咲いていましたよ。

ガーデン見学のあとは、comoco フラワーディレクター 荒まこと先生に教わりながら、ガーデンで収穫したハーブでスワッグ作り!各々、スワッグに使いたい好みのハーブを摘み取らせて頂きました。

荒さんとは有機野菜がきっかけで出会いました。地域に根差した活動や野菜、そして人とのつながりを大切にされている素敵なかたです。

スワッグ作りは真剣です!集中して早く仕上げたいっという気持ちがあったかも?!

ローズヒップとカレンデュラ、マユミのかわいらしさに、荒さんのアイディアで集めて下さった秋らしいグラス類やシードヘッドがアクセントに。香りのよいハーブも選ばせて頂きました♪

細長い花材を使わせてもらい、縦長のスワッグが完成。かわいさに加えて秋の雰囲気も取り入れたくて、下部に空間を作ってみました。真ん中が私のスワッグです。いかがでしょうか?

参加者の皆様の作品、同じガーデンの植物を使っていても三者三様。綺麗ですね。

手しごとの後は、びっくりするくらい美味しい尾形さんの蜂蜜をテイスティングもさせてもらい、充実のひと時でした。

スワッグ、福島家のシックなスペースに吊り下げました。

尾形さん、荒さん、素敵な体験をありがとうございました。