大阪・関西万博EXPO2025に行ってきました!事前予約1件のぶらぶら万博旅はどれくらい楽しめる?

6月2日、大阪・関西万博EXPO2025に行ってきました!

今年3月頃に万博の広報を見て、楽しそうだな、と感じたこと、6月1日にBTSのJ-HOPEのコンサートがあり、だいぶ前からミャクミャクに会える大阪旅行を楽しみにしていました。

前日は京セラドーム近くのホテルに泊まっていたので、駅の接続がわるく、会場の夢洲行シャトルバスが出ている桜島駅まではタクシーで行きました、。

聞くと大阪中心部からのタクシーは午前中、万博へ行くために乗車するお客さんが多く、ホテルに紹介されて電話したタクシー会社2社目でやっと配車してもらえました。

大阪のタクシーはお迎え料が必要なのですね。私も夫も大阪は20年ぶりなので、分からないことが多いです。

7時45分頃にホテルを出発し、8時15分頃にタクシーでシャトルバス乗り場のある桜島駅に到着。大型荷物があったので、桜島駅の当日荷物配送を受け付けてくれて、その荷物を当日の宿泊先のホテルに荷物を届けてくれます!なんて便利!大阪市内は配送料1個1,500円です。万博は大型荷物の持ちこみが出来ないので、このサービスは良いですよね。

予約済みなので、スムーズに手続きし、荷預けの導線でシャトルバス乗り場へ。

バスは8時台に乗れる電子チケットを予約済み。既に沢山の人がバスを待っていましたが、バスは常時配車されるので、待機列で待っているとすぐにバスに乗れます。

途中、ユニバーサルスタジオのハリーポッターのお城が見えました。

8時50分頃、夢洲のシャトルバス降り場から西ゲートに到着。バスを降りてすぐ、西ゲートのトイレに立ち寄り、準備万端の状態で噂の大行列に並ぶことになります。ここから20分位、入場列に並びました。

この日の気温は22℃位。まだ涼しい時期だったので、待機列が暑くて大変ということは無く良かったです。ちなみに夜は肌寒いくらいでした。

朝イチの9時列!並ぶといよいよゲートが近づいてきます。ゲートでは空港の保安検査場みたいな荷物検査があり、飲み物や金属類が確認されるようです。電子チケットの確認だけじゃないんだ。それは入場に時間がかかるよね。

アプリが不安定になった時のためにスクショしたQRコードで入場できました。入場すると、いきなり会場が広がっています。

かっこいいポーズのガンダムがお出迎え。それぞれ個性的なデザインのパビリオンが見えると、万博に来たんだ、という実感が湧いてきます。

1つだけ予約していた「EARTH MART」が11時台の予約だったので、それまでオーストラリア、シンガポール、スペインのパビリオンに入りました。

パビリオン予約について

万博は予約制パビリオンを事前に予約できるチャンスが3回あります。

2ヶ月前予約、7日前予約、空き枠先着予約は、受付期間内に公式サイトで抽選にエントリーします。

私は2ヶ月前予約を失念して登録せず(涙)7日前予約は「EARTH MART」が当選してホッとしました。設定は第5希望までできますが、当選するパビリオンは1枠のみ。

来場日の3日前0時からスタートする先着予約は、サイトに入るのも1時間以上待機させられ、繋がってからも、どの時間帯も✖ばっかりで予約取れず・・・。

パビリオンの入場方法は、事前予約、先着順、自由入館など、各施設によって異なりますので、SNSで調べてみてくださいね。

当日登録と下準備

希望の光だった「当日登録」は、入場後10分位から登録が可能。移動しながら予約できるパビリオンを検索し、16時台の「三菱」のパビリオンが登録できました。

予約があると、計画が立てやすいですし、必ず見られる安心感があります。

下準備は、事前予約できるパビリオン一覧と、当日登録枠を開放するパビリオンの時間帯をSNSで調べておき、目星をつけておきました。

2つの予約が取れて、少し安心した私。オーストラリアの大自然を表現した大型モニター。

シンガポールのパビリオン。内部はこの球体を生かしたドーム型の映像表現。

大階段とオレンジの部屋が印象的だったスペイン。各国の個性が出ていて、旅行気分で楽しめました。

この3つはほとんど並ばずに見学することができました。建物と建物の間をショートカットできない所も多いので、ちょっと遠回りに感じたりします。前日にコンサートに行ったばかりで、西ゲートで並んだ午前中から、足は疲れていました。(笑)

唯一予約できて楽しみにしていた「EARTH MART」へ入場。野菜ソムリエの活動をしているので、食を考えるパビリオンは是非観たい!と思っていました。

オープニングは嵐の松本潤さんの映像から。鍋炊きの白米をよそい、幸せそうに食する粋な松潤さん。

役割を終えた農作物を展示したオブジェ。改めて、食べ物を生んでくれて、種を残してくれることに感謝ですね。

生涯で食べる分の卵の量と殻の展示。日本人は卵を沢山食べるようですね。このようにオブジェで展示してくれると、子どもも興味を持って見学できそうです。(私はそんなに卵を食べる方ではないと思う)

大型モニター、いのちのショーケースは、世界で頂く主な食べ物をいのちの数/年で並べています。膨大な数のいのちを日々人間は食べているなあと改めて感じます。

はちみつや牛乳などを量りにのせると、ミツバチが生涯かけて集めることが出来るハチミツの量など、初めて知るような数字の知識が表示されます。ハチミツが生涯かけて集めることが出来るハチミツの量は、なんと5g。ハチの一生である1ヶ月のうち2週間で約10,000km飛び回り、5g。小さなハチが集めている5g、重く感じなければいけないですね。

人が一生分に購入する食料の量をカートの大きさで表した「いのちのカート」。世界の人々の一週間分の食材のレシートの展示されています。

鶏や牛、豚、いのちが生まれた時の映像と加工されたお肉の展示。いのちを頂くことについて、子どもが考えるきっかけになると思います。写真提供は、北海道の生産者さんでした。

寿司職人さんがお寿司を握ってくれる映像も良かったです。握っているお寿司のネタは、品種改良や養殖の技術で育てられた未来の魚とのこと。アニサキスフリー真鯖など、未来の漁業技術が進むのを感じました。

お米を他の食材に置き換えて作った代替米、日本に馴染みのある食材で考案された、斬新な料理の展示など、様々な人が興味を持って楽しめるような素敵なパビリオンでした。

今年漬けて25年後に開封する梅干しの引換券など、未来へのプレゼントもあり、2050年が楽しみですね。出口で配られたお米で作ったキャラメル1粒は、関西グリコがお米で作ったスペシャルキャラメル。6月から始まったサービスで、優しいお味でした。

中央にある広場では、時間によってミストが下から噴射されます。霧で目の前が真っ白になり、子ども達は大喜びでした。暑い季節はとても良いですね。

12時台になるとお腹が空いて、足も疲れたので、お昼を食べようということに。

シンガポールのラクサと、通りがかったオランダのテイクアウトグルメがすぐ買えそうだったので、そちらで購入しようと思いました。オランダのワッフルはpressされたような形で、キャラメルが挟まっていて、美味しかったです。オランダ産チーズのサンドイッチも、シンプルで美味でした。

シンガポール館に戻りましたが、残念ながら、ラクサは売り切れ。チキンライスを頂きました。

食事に関しては、パビリオンのレストラン、テイクアウト、そしてキッチンカーなど、食べ物は意外とありました。次回はどこかのパビリオンのレストランに入店して食べてみたいです。

次は16時台の当日登録できた三菱未来館のパビリオン。待ち時間は結構あります。

大屋根リングは本当に素晴らしい!日本の神社仏閣などの建築に使用されてきた伝統的な貫(ぬき)接合に、現代の工法を加えて建築しているとのこと。

巧妙に貫かれた木材から、日本特有の厳かな雰囲気が感じられます。

大屋根リングの上にも登ることが出来ました。広い空と個性豊かなパビリオンを眺めていると、夢見た万博に来たんだなあと実感が湧きます!ここに登っただけでも十分、価値はありますねだ

通路の斜面には植栽も施されており、高い所にいるのに、不思議と心が落ち着きました。良く考えられていますよね。途中にエスカレーターとエレベーターが付いていますので、歩き疲れたら途中で降りることができます。

午後になると会場が益々混みはじめ、午前は空いていたパビリオンにも数時間待ちの行列が見られるようになりました。午前はそんなに混んでなかったので、午後も少し並べば外国パビリオンが見られると思っていたのは反省点です。

UAEパビリオンは比較的早く入れました。大地から天空へのびるナツメヤシは現地の雰囲気を感じられるようでした。伝統工芸や先端技術を紹介し、奥にある映像ブースのカーペットに座って、ゆったりした時間が流れています。

レシートの感熱紙のようなカメラ機械で、写真撮影もしてもらいました。UAEで流行っているのかな?(笑)

ロボットエクスペリエンスは、人とロボットの共存をテーマにしたパビリオン。施設の案内や配膳、清掃、警備など、身近なロボットが展示されていました。これから、もっとロボットが増えるかもしれませんね。人間の労働力とロボットがバランスよく解決されるといいと思います。

続いて、コモンズAのパビリオンへ。コモンズとは、様々な国が1つの建物にブースを各自で設置している場所です。

旅行したことのある国、お目当てのパラオへ。自然が豊かで良い国です。スタッフさんに「パラオへ行ったことあります。」とお話したかったけれど、列のお客様にスタンプを押していたので、見守って帰りました。(笑)パラオの人は仕事熱心で落ち着いたいい人が多い印象です。

コモンズのガイドさんは、日本語は話せないけれど、一緒にボードゲームをしたり、お客さんと国際交流している方もいました。子どもには良い経験ですよね。

この後は、予約した三菱に間に合わなかったらと心配になり、パビリオンに並ばずに、お土産を買うことにしました。東ゲートのショップの列に並び、会社へのお土産を大袋いっぱいに購入。当然、この後の移動の荷物になり、私も手伝いましたが、夫は大変そうでした。

大阪のデパートで買えるお土産も結構あるので、限定品以外は、別の日に購入するのが正解だったかもしれません。

歩くのは大変ですが、コモンズなど比較的空いているパビリオンを休み休み回るのが良いですね。

5時近く、三菱未来館「JOURNEY TO LIFE」に入場。深海から宇宙へ旅する9分間の迫力映像といのちの尊さに感動しました。生物の進化から火星での研究など、ワクワクする内容でスケールが大きい映像体験、大人も子どもも楽しめると思います。映像キャラクターの声優も、花江夏樹さんが担当するなど豪華。建物も菱形の珍しい形ですし、スタッフの衣装も涼しげで良かったです。

展示ではないのですが、途中にエスカレーターがあったので楽ちんでした。

万博では、いつ足を休めるかがカギになってきます。(笑)

出口にスタンプが2種類あったのが嬉しかったです。事前に公式のスタンプ手帳をネット購入して、スタンプラリーを楽しみました。パビリオンが多すぎて、集まったのは1割くらいですが。

予定していたパビリオンが終わり、18時位になりました。

最後の予定、19時30分の水上ショー『アオと夜の虹のパレード』。

「荷物もあるし、疲れたので帰ろうかー。」なんてちょっと弱気な私でしたが、主人が「せっかく計画したのだから、観て帰ろう。」と言ってくれたので、夜の万博会場を散策しながら待つことに。

ライトアップされたパビリオンは、昼とはまた雰囲気が違い、幻想的で綺麗です。「万博は夜が楽しい」というクチコミも納得です。夜まで待ってよかったー。

19時頃にショーのあるウォータープラザに行きました。前方の特等席は予約制とのこと。私がいた立ち見の端の方からもショーを見ることが出来ます。

アオの勇気の物語になっており、水と光のショーは幻想的で涼やかでした。

しかし、私が楽しんだ6月2日の翌週にレジオネラ菌が発見され、水上ショーは現在中止になっています。この時に問題は分かっていたらしいのですが、アナウンスはされていませんでした。ショーは見れて嬉しかったけれど、プッシャーと水が噴き出るショーなので、ちょっと複雑な気持ち。

私たちの万博の旅もフィナーレを迎えます。東ゲートから退場して、地下鉄夢洲駅から難波のホテルに帰りました。この時間に帰る人も多かったですが、車内の混雑もさほどではなく、乗り換えもスムーズにいきました。ホテルに着いて、朝桜島から配送してもらった大型荷物もフロントに届いていて安心しました。

万博に行ってみて分かったことや反省点をお話しますね。

万博にはパビリオンが沢山あり、それぞれにテーマがあるので、1日で万博の全てを体験することは不可能だと思います。

まず、絶対見たいパビリオンを決めて、それが予約できるのか、朝一で並べば入れるのか調べます。パビリオンによって、自由入場、事前予約制など入場方法が違いますので、SNSで調べてみてくださいね。

もし私が次に万博へ行けるとしたら、入場後にダッシュしてフランスかアメリカかイタリアのパビリオンに並びます。観終わったら、できたら午前中に、入ったことのない外国パビリオンに沢山並びます。

お昼は予約しておき、パビリオンのレストランで食べたいです。午後はシグネチャーパビリオンを2カ月前と7日前に事前予約しておき、当日登録のパビリオンも楽しみたいですね。

今回は他のスケジュールがあったので、万博に行けたのは1日だけでしたが、2日間に渡って行くのがおすすめです。やっぱり初めて万博に行って分かることが沢山ありますし、もう1日行けたらああしたい、こうしたいという気持ちが生まれるんですよね。

閉幕までにもう一度行きたいと思うくらい、魅力的な万博。「未来のイケてる建物が並ぶ、毎日どこかで各国が楽しいお祭りをやっている文化と歴史の祭典やで。」

あとはスタンプラリーが少し心残り!せっかく公式スタンプ帳を用意したのに、ゲートの大スタンプがあることを知りませんでした・・・これまでスタンプ集めというものに魅力を感じたことは無かったのですが(笑)万博のスタンプラリーは全部集めてみたいと思いました!

あとは帰りに難波行の事前予約制シャトルバスを予約しておけばよかったです。何時に帰るか分からないので予約しなかったのですが、ホテルの最寄り駅まで運んでくれたら、きっと楽だったなーと思います。乗車時間が微妙だったとしても、地元に不慣れな観光客にとって貴重な乗り物なので、予約したほうがいいと感じました。

環境面で課題はあると思いますが、パビリオンは個性的な世界観を満喫できます。閉幕までにチャンスがあれば、また行きたいと感じるほど魅力的な万博でした。